中古マンションの内覧をする際には、実際の室内の状態を確認することができます。
中古マンションは、新築と異なり管理状態によって差が生じますので、内覧時にしっかりと状況をチェックすることが重要です。
今回は、中古マンションの内覧時に特にチェックしたいポイントについて、詳しく紹介いたします。
事前に準備しておきたいこと
まず、内覧前に準備しておきたいこととして、信頼できる仲介会社を選ぶことが最も重要です。
中古マンションを選ぶ際には、まず担当者との信頼関係を築くことが大切です。
もし気になる点があれば、すぐに相談できるような関係を構築しておくことが望ましいです。
また、具体的な内覧前の準備として、質問事項をあらかじめまとめておくことが重要です。
中古マンションの売買では、契約がまとまるまで売主が実際に住んでいることが多く、基本的に内覧は一度だけと考える必要があります。
そのため、情報を見逃さないように、あらかじめチェックしたい点をまとめておくことがポイントです。
例えば、入居者のマナーや近隣の騒音や振動の有無、通学路の安全性などは、インターネットや他の情報源から集めるのが難しいです。
ですので、内覧時にこうした情報を確かめる絶好の機会となります。
さらに、他にも同じマンション内で売りに出されている部屋がないか、確認しておくことも大切です。
同じ条件の物件がより安い価格で売りに出されている場合もあるため、比較検討に有益なデータとなります。
内覧時の持ち物を用意する
内覧に参加する際には、いくつかの持ち物を用意する必要があります。
通常、スリッパや図面、メジャーなどの必要なアイテムは、仲介会社が用意してくれます。
しかし、自分自身で用意しなければならないものもあります。
それは、スマートフォンと認印です。
スマートフォンは、内覧中に写真や動画を撮影して記録したり、重要なポイントをメモしたりするために使用します。
認印は、「不動産買付証明書」と呼ばれる書類を提出する際に必要となります。
不動産買付証明書は、「この物件を購入する意思が強いことを示すための書類」であり、法的な効力はありません。
一度不動産買付証明書を提出すると、キャンセルすることは非常に困難になりますし、不動産業者や売主の信頼を損ねることにもなりかねません。
再度内覧を希望しても断られることもありますので、注意が必要です。
内覧時に意識する重要なポイント
さらに、内覧中に意識しておくべき重要なポイントについて説明します。
まずは、内覧中に写真や動画を残すことです。
内覧は、一度きりの機会ですので、忘れ物がないように許可を得た上で、映像や写真で記録しておくことが重要です。
映像データがあれば、後から確認することができるだけでなく、他の物件と比較したい場合にも役立ちます。
また、内覧中に気になるポイントがあれば、売主や仲介会社の担当者に質問し、その場で疑問を解消することが重要です。
特に、購入後にリフォームを検討している場合は、希望の施工が可能かどうかを含めて、細かく相談することをおすすめします。
売主様が居住中の場合の注意点
中古マンションを購入する際には、売主が居住中のケースも多いです。
内覧時の印象が契約の進行に影響を及ぼす場合もあるため、常識的な行動やマナーを忘れずに心がけましょう。
以下に基本的なポイントを示します。
内覧の際のマナー
内覧の時点では、売主の所有物件であることを忘れずに、勝手に扉を開けることは避けましょう。
売主にはプライベートな部分があるかもしれませんし、中を見せたくない理由があるかもしれません。
ですので、必ず許可を得るようにしましょう。
また、内覧の段階で価格交渉や条件のすり合わせをすることも避けましょう。
価格交渉は繊細な問題であり、うまく進めるためには仲介会社の担当者に相談し、適切な方法をアドバイスしてもらうことが重要です。
内覧までに質問事項をまとめておくと安心です。
内覧で確認すべきポイント
内覧では、室内以外の要素も確認する必要があります。
外観や建物の状態、共用部分や管理状態など、細かく確認しておきましょう。
また、室内の状態も、リフォームの必要性によって視点が変わってきますので注意が必要です。
細かなポイントも見逃さず、コンセントなどもチェックしましょう。
まとめ
内覧を含め、各種の手続きを丁寧にサポートしてくれる仲介会社を見つけましょう。
内覧だけでなく、価格交渉や契約手続きなどもスムーズに進めるためには、頼れる仲介会社が必要です。
確認したい点や不安なことは何でも相談できるような、信頼できる会社を選びましょう。
